タイトル:「群青」

 

夜の闇に溺れる僕の手を取るのはいつだって君。
笑みながら紅茶を注いで、目を細めて笑うんだ。
その部屋を甘い香りで満たすカモミールをひとくち。
銀砂の星がきらきらと瞬いて。

 

そんなよるを今日も僕は泳ぐ。

 

 

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