・澄まし顔のチーズケーキを一口大に切り取って

・獣はひそやかに嗤う

・絶対零度のせかいの淵

・夜をいたみわけしようか、モノクローム

・感覚は零れてしまった

・相対するは銀のナイフ

・投影されるまどろみ

・心臓はてのひらで凍死した

・現実、幻日、幻実

・「なんて、ずるいひと」

鼓膜を震わせる心音

(世界にふたりぼっちだ、なんてね)